ちょっと前の話にはなってしまいますが、
復職して訓練中(?)の私、たまに産業医というひととの面談があるのです。
見た目は…
theこわもてのおじさん。
たばこのにおいもぷんぷんするし、
ばけネコ、どよよーん。
ただでさえ人見知りなのに、こわもてだし、話すのいやだな…。
ということで、淡々と事務的に、ちょっと毒を織り交ぜつつ、応対していたのですが、このおじさん、話してみたらとってもいいひとで。
産業医「最近の仕事はどうですか。」
ばけ「普通です。」
産業医「職場環境とか、周囲のひととの関係はどうですか。」
ばけ「可もなく不可もなくですが、飲み会が多すぎてさすがにちょっとうんざりしてます」(にっこり)
産業医「全部に出ているの?」
ばけ「無理しないようにしているので、ほとんど断ってます。」(にっこり)
「え!なんだ、まったく!それはすばらしいよ!うん!」
と大興奮&大爆笑。
一瞬、あまりの大興奮ぷりに、私は「ぽかーん( ゚Д゚)」としてしまいましたが、このひとことで、打ち解けて話すことができるようになり、これ以降は、ちゃんと素直に、変に毒を織り交ぜずに、面談を受けました。
残業についてとか、外勤についての希望とかも聞いてくれて。
ちょっとくらいならできると思うけれども生活リズムに大きく影響するようなことはしばらく避けたい、と正直に言ったら、
「残業・出張は絶対に禁止という診断を出しましょう。
そうでもしないと、この会社は、復職したばかりとか、そういうこと、一切気にせずに、なんでもやらせようとするから。」
と。
そして、
残業NG出張NG!定時きっかりの勤務しか絶対にダメ!
やらせたら今度こそ絶望していつ死んでもおかしくない状態!
その他過度に負担になるような仕事も、本人ができるといっても絶対にNG!
というような診断書を職場の人事宛に出してくれて。
こんなところに味方がいたとは…とありがたい限りです。
これを職場が本当にきちんと全部守ってくれるか、は微妙なところですが、今のところは、ちゃんと守ってもらえています。
(部署のトップにあたるひとが、とっても細やかないいひとで、すごく温かく気遣ってもらえています。)
私と同じような病気で休職されているかたのブログをみると、産業医にあたるひとが結構ひどかったりするようなところも多いようなので、心配していたのですが、いいひとにあたってよかったです。
帰りがけとかに、
「つらいこともたくさんあったと思うけど、ちゃんと乗り越えられているからね。大丈夫だからね。」
「つらいときは、ほかの人からじゃわからないから、自分でちゃんと言うんだよ。誰も気づいてはくれないんだからね、無理って言って良いんだからね。」
と声をかけてくださったときには、もうぐっときて涙がこぼれそうになりました。
こわもてだけでひとを判断しちゃいけませんね。
職場のお医者さんも味方につけて、引き続き、ゆるっとマイペースに社会に復帰していきます。
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*ばけネコ*