珍しく読書記です。
のんびり日比谷図書館で東京歩きの本を見たりしていたのですが、
新書コーナーで気になるタイトルの本を発見。
そのタイトルは、ブログの今日の記事のタイトルのとおり、
「『バカ上司』その傾向と対策」
です。
「これは私を呼んでいる!」と、鼻息を荒くしながら借りてきました。
内容と著者情報は、アマゾンさんから引用。(手抜きですみません。。。)
うちの〇〇さんもバカ上司?
あなたは、自分の上司に不満がありますか。あるでしょう? オフィスがIT化し、時代とともにビジネスの形が変わっても、バカな上司が消えることはない。それどころか、時代の速度についていけないバカ上司(BJ)は、さらに増加の一途を辿っている……。豊富なサラリーマン体験を持つ著者が、部下を悩ます上司の類型をあらゆる角度から分析し、その対処法を指南する。職場でのストレスを溜め込んでいる人々への福音となるであろう、痛快な一冊!
[著者情報]
古川 裕倫(ふるかわ ひろのり)
一九五四年生まれ。早稲田大学卒業後に三井物産に入社し、二三年間勤務。その間、ニューヨーク、ロサンゼルスで通算一〇年の海外勤務を体験。二〇〇〇年、総合エンタテインメント企業のホリプロにヘッドハンティングされ、取締役執行役員を務める。〇七年、(株)リンクステーション代表取締役副社長に就任。著書に『できる人はすぐ決める!』(大和書房)など。
と、こんな感じ。
もうちょっとだけ書くと、
上司を次の3つの類型に分類。
・イヤな上司は性格の問題(怒りっぽい、威張るなど)
・ダメな上司は「能力」の問題(説明できない、理解できないなど)
・バカ上司は「姿勢」の問題(聞く耳を持たない、説明しない、権力主義など)
例示などを交えつつのウザ上司の例に「あるあるあるある!!!」と鼻息がさらに荒くなってしまいます。
そして、これらのひととの付き合い方として、
・議論せず、説得
・どうでもいいことでは戦わない
・部下として説明責任は果たす
・あくまで礼儀正しく
・上司教育も必要 etc.
ということが説明されています。ふむふむふむ、です。
そして、このウザ上司たちとの戦い方としては、
・仲間を増やす
・外部の見識のある者の活用
・ケンカは証人のいるところで
などと、いうことが書かれていて。
「ふむふむ、覚悟してろよ…」とブラックばけがめらめら。
と、テンションがメラメラモードになったところで、「じゃあ自分がそうならないためには」ということが書かれているのです。
例えば、
・いい人とできる人の違いをちゃんと理解すること
・リーダーシップについて勉強すること
・反面教師にすること
などが書かれているのです。
これを読んで、自分の尊敬する上司のこととかを思い出しました。
ある私の尊敬する課長。
あまりよくない案件があって、状況を説明したら、
「しゃあない、仕事にリスクはつきもの!できるって信じてるし、任せたよ!」
と、どーんと構えて、笑って私に任せてくれて。
私は、自分もこういう人になりたいって思ってたんだな、と。
別に復讐したくて復帰するわけじゃないんだよな、と。
さらに、「上司も人の子」と書いてあって、「あぁ、そうだよな。」と。
悔しい思いとかはたくさんありますし、この本を手に取ったきっかけも、
バカ上司抹殺…
と思っていた、ということが背景にあったのですが、そんな自分が、ちょっとだけ恥ずかしくなりました。
どんなときだって、ちゃんと見ていてくれる人はいますし、自分のなかにいるバカ上司要素をちゃんと抹殺しよう、変なことに力を入れてないでちゃんと精進しようって思いました。
タイトルよりもずっとずっと攻撃的じゃない(?)本ですし、2時間もあれば軽く読めて、自分を冷静にさせてくれると思います。
最近メラメラ気味のばけネコでしたが、この本のおかげで、ちょっと浄化されましたとさ。
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*ばけネコ*
*1:https://www.amazon.co.jp/「バカ上司」その傾向と対策-集英社新書-436B-古川-裕倫/dp/4087204367